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介護を考える


親の介護をしたり、自分が介護を受ける日は突然やってきます。50代で親の介護、60代で自分が介護の受ける立場になる可能性があります。今から、介護のことを少しでも勉強しておきましょう。

  支出が増えて、収入が減る

要介護者をかかえることになると、もちろん支出は増えます。そして、収入は減ります。理由は、要介護者は働くことができませんし、介護をする側も働く時間が減ってしまうからです。さらに、新たに介護が生じた家庭では、離職率が高くなっています。今から、収入が減ることを考えておく必要があります。

  公的介護保険の仕組み

■保険料の徴収
40歳〜64歳  サラリーマンは給与から天引き、国民健康保険者は保険料と一緒に納付
65歳以上    年金から徴収

■介護サービスが受けられるのは
・65歳以上の寝たきりや認知症などで常に介護を必要とする方、、常時の介護までは必要ないが身支度など日常生活に支援が必要な方。
・40歳〜64歳で初老期の認知症、脳血管疾患など特定疾病により要介護状態や要支援状態になった場合は、サービスが受けられます。

■保険料は
介護サービスを実施する各市区町村が、それぞれの条例に基づいて基準額を設定し、各人の所得に応じた保険料が決められます。収入が多いとそれだけ多く払うことになります。

  介護サービスとは

■在宅サービスの利用限度額
・介護保険によるサービスは、要介護の区分に応じて、保険給付の上限額が定められています。上限額を超えてサービスを利用する場合は、その分が全額自己負担となります。

要支援1(49,700円/月)〜要介護5(358,300円/月)まで、7段階あります。

■利用料負担は
・介護保険からサービスを受けたときは、原則としてかかった費用の1割を負担します。費用は、サービスごとに公定価格が定められています。施設に入った場合は食費と居住費が別に必要となり、日帰りで通うサービスの場合には食費が別に必要となります。

いつ、自分が介護をするか、されるかわかりませんから、今から準備をしておきましょう。妻が介護をするからと思っていても、妻が要介護者になることもありえます。そんな時にあわてないように、夫も今から家事ができるようにしておくことも必要だと思います。


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